2018年5月7日月曜日

広島県 宮島の渚チヌ釣り






 投稿者名 大野純子さん
 お住まい 広島県
 天候 晴れ
 日時 平平成30年4月29日(日)  
 釣り場 広島県 宮島の渚
 釣り方 フカセ釣り
 魚種 黒鯛
 使用したハリ 勝負ちぬネリエ&コーン 1号 



今回も稲田裕俊さん(稲さん)と釣りに行こうって話になり...
釣行日は大潮で満潮が8時50分。
                    
その後は引き潮街道まっしぐらなので、
稲さんが、
この潮だったら
渚で釣れって言っとるようなもんじゃろー
と、渚釣りを提案し、久々に渚釣りをすることになりました!
                        
出航は6時30分。
6時10分くらいに到着したので、陽気な船長さんとちょっとお話。
軽い気持ちで、
宮島の渚は今どんなですか~
って聞いたら、あっさりと
釣れてないよ~
と笑いながら答えられました。
                           
あまりにもあっさりだったので、冗談かと思って一緒に笑っていた次第。
笑いながら船長が、
筏が釣れとるから筏にすればいいのに~っ
て言っていたけど...、目標1枚とし、渚に行くことにしましたっ。
そして、1年ぶりくらいの渚へ出航――!




天気はいいし、もはや寒くもないしで、
宮島までの短い距離だったけど、船の上でも大盛り上がりし、
船の先端で写真撮ったりと、
久々に宮島の渚に上がるので二人とも上機嫌です。



船から見た宮島の渚は、満潮に向かって絶賛満ち上げ中。



割と遠浅になっとるね~
って話しながら、渚に上陸。
稲さんが先に釣り座を決定し、私は稲さんの右側で釣ることにしました。
      
早速、仕掛けの準備をし、釣り開始!!
針はいつもの金龍針ネリエ&コーン1号です。



潮がだいぶ上がっているので、かけ上がりめがけて開始から遠投必須。
                          
今回のコマセは、しっとりとまとまっているので、びゅんびゅん飛ぶ飛ぶ~。
張り切って投げてみたら、さすが大潮。

右から左へ、どんぶらと仕掛けが流れていき、私の立ち位置から左を通ったら、
新たな潮に乗り換え、ヒューンと急行モードで砂浜側に流れていくって感じ...
最悪じゃわーー
と思いながら、だいぶ右に投げて、じゃんじゃん流していくことにしたけど、
ほんとに潮が速くて、リールはほとんどフリー状態。
そして足元には小フグが大量にいたけど、コマセを足元に撒いても、
フグが見向きもしなかったのが、衝撃的でした…。
           
なんもあたりがないわ~~
と思いながらも4投目。
トントンっとあたりがあったので、それっと張り切って合わせたら、
湧きに湧きまくっているフグが口皮1枚で釣れました。



結局、2人の午前中のイベントはこのフグ1匹。
チヌどころか、フグにハリスを切られるとか針を取られたとか、
そんな話も上がらない、閑散とした海って感じでした。


           
早々に稲さんがお手上げ~と、私の後ろに置いていたクーラーに座って
休憩を始め、満潮が8時50分くらいだったので、それからしばらく
海面が目の前で、かけ上がりが遠いため、10時半くらいに早弁決定。
そして後半の英気を養うべく、ちょっと居眠り...。
                                        
ちょっとだけ寝たら、エネルギーフル満タン!また釣り開始です!!
1度潮が緩んだ時があって
チャンスきたーー
って張り切ったけど、フグすら釣れず、何のイベントも発生しませんでした。
                         
そんな時、右側で釣っていた稲さんが、
根がかりしたーーって浮きを1つロスト。
魚の音沙汰もないのに
浮きだけなくなるって面白くないねーー
って話していたら、またすぐに稲さんが根がかり。
この時は、思い切って海中に入水し、タモ網の中に浮きを入れて、
なんとか浮きは確保していたけど...
よーく見たら、海中に黒いフワフワした物体が点々としています。



後で潮がもっと引いてきて、砂浜を振り返ってゾっとしたけど、
海の底にはこの黒い物体があちこちに沈んでいて、底を狙って仕掛けを流すと、
この黒い物体がかかり、それが海水と砂を含んだりしているので重たく、
結局、ラインが切れてしまうみたいです。
これが砂浜に打ち上げられた黒い邪魔物の正体。



これは、牡蠣筏に付けている発泡スチロールの浮きを包んでいる
黒いビニールシートです。
                      
潮が引いて、現れてきた黒シートにはハリスが絡んでいたりするので、
前に入った人も黒シートに邪魔をされた感じですね。
                              
稲さんは、全くあたりがないので、
ベタ底狙いで重い仕掛けで底を転がしたって言ってたから、
これがかかったんだろうけど、私はその時は、軽めのガンダマだったので、
黒シートを免れていました。
                         
12時頃、黒シートを避けて、右側に移動した稲さんが、
いい潮目ができたいたので、そこに投げたら、
なんとなんと、念願のチヌがかかりました!!



そのまま砂浜にズルズルと引き寄せ、待ちに待ったチヌゲット!
お見事!稲さん!!



このチヌは、練り餌の黄色と茶色のマーブルで釣れたそうです。
針はネリエ&コーン2号です。
                  
http://www.kinryu-hline.co.jp/shop/?p=1130


ただ、それからはべた底も中層もどこも全くあたりがないらしく、
首をかしげるばかり。
                    
いいね~、稲さん、チヌが釣れて…
と、心から羨ましく思いながら、私も引き続き、投げ続け...
だいぶ潮も引いて、かけ上がりも近くなってきたので、水深もそこそこあるし、
黒シートもここまではないじゃろと思い、ガンダマG2を3点打ちし、ベタ底狙い。
                                      
昼からは風が出てきたので、上潮は左から右に滑っている感じで、
底潮は午前中と変わらず、右から左へ流れていっています。
一度、ズシーーっと、渚の主が釣れたような感じがしたので、巻こうと思ったけど、
生命反応なしで根がかりっぽく、残念...。
                                             
全く針が外れないので、えいえいっとそのままグイグイ引っ張ったら、
針は取れないけどかかった物体が動いたので、
よいしょよいしょで引っ張ったら、かかっていたのは、黒シート。
ベタ底を狙ったら、早速かかりました。
                    
深いとこにも黒シートがあったみたいです…。
とりあえず、ラインが切れなくて良かった!
結局、この後、もう1回、黒シートをひっかけ、浮きを1つロストしましたが…。
そういえば、稲さんが元々、根がかりをするからって移動した後に、
その場所に入ったから、今度は私が根がかりする番だったということです。
底を狙うとこうなるってことですね。
                       
黒シートだらけだし、どうやって、釣ろう…と、ほんと邪魔くさいな、黒シート、
こんなん釣りにならんじゃんかと、独り言でぶつくさ言いまくりです。
まぁ、それでも頑張って遠投をしなくてよくなったので、
だいぶ右に投げ、多めのコマセをドドっと打って
根がかり覚悟で流していっていたら...
稲さんがチヌを釣ってから1時間半くらい、潮が少し緩んでいる時に、
左に流していたラインがおかしかったので、
えぇーー、また黒シート??ってむかつきながらも、
黒シートがかかるのを覚悟でそれっと合わせたら、
ドン!!
っと重さあり!!
今回は生命反応ありです。



稲さーーん、今回はゴンゴンくるよ~
と報告しながら、フグ以来の久々の生命反応に楽しくさ満点でやり取り。
もう、このやり取りだけで満足です、文句は言いません。
                                              
使うことのなかったタモが砂浜のかなり上にあったので、
バレるのが怖かったけど、そのままズルズルと砂浜に陸揚げ。
このチヌ、上がってきた時に口がちょろっと見えたけど、口皮超一枚。
やばいやばい~
って、手が届くまで巻いてこようと思ったけど、
水際でブチっと針が取れてしまい、慌ててチヌを手づかみ。
危なかった~~。
てことで、本日の目標の1枚(いつも目標は低めに設定)のチヌをゲットです。



このチヌは練り餌の黄色と茶色を混ぜに混ぜまくって練りまくって、
マーブルではなく鈍い黄色にしたものでした。
実はこの日、普通に練り餌を練って投げたら、まだ水温がちょっと低いのか、
練り餌がそのまま戻ってきてしまうので、フグもいるにはいるけど、
フグの食い気も悪く、フグに餌を捕られる心配がないと思い、
かなり柔らかくしております。
                               
とりあえず、1枚釣れたということで、気持がとても軽くなりました。
このありがたいチヌから30分後...
今度は、また黒シートと同じ感覚のものがかかり、生命反応も感じられず、
また黒シート??
って思いながら、ズルズル巻いていったら、かけ上がり間際で、
ビクビクっといきなりの生命反応感知!
稲さん、チヌじゃないけど、何か魚っぽいわ~
って、嬉々として巻いていったら、何と何との
刺身サイズのアイナメが釣れました。



このアイナメも口皮一枚。



くわばらくわばら。
アイナメも、チヌと同じ練り餌で釣れましたっ
                                        
船のお迎えが15時30分だったけど、
稲さんのコマセは14時くらいで尽きてしまいました。
                                            
私のコマセはまだまだたっぷり余っているので、1人が仕掛けを投げて、
コマセを撒いたら、後発隊が仕掛けを投げて、コマセを撒くって感じで、
1つのバッカンの周りでワサワサと釣りを再開。
                          
風は強くなったけど、潮が緩みまくって、待ってましたっぽい潮だけど...
相変わらず、あたりはないという...。

でも、14時30分くらいに、
きたよーーー
と、私が大騒ぎ~。
おっしゃーー
って稲さんが、竿をのけて、応援してくれたけど...
このチヌも口皮一枚だったみたいで...
間際のとこで、ブチっと口皮切れで逃がしてしまいました。
                                     
この日の、チヌのあたり、ほんと走らないし、
ほんの少しラインに違和感があるくらいのあたりです。
冬じゃないんだから、もうちょっと張り切って
餌に食いついて欲しいと願うんだけど…。
                    
この後、稲さんはまた黒シート地獄となり、浮きは救出できたけど、
15時近いので納竿することにしました。
私はもう少しコマセが残っているので、頑張ることにし、
稲さんに
遠投してみんさいや、50m--
って焚きつけられ、
おぉぉーー、まかしんさいや50m!!
と、リクエストにこたえて久々に50m投げ、
稲さんが
ほんまに投げとるじゃんか、真鯛がくるかもよーー
と、助太刀でコマセをビューンと撒きにきたけど...
何か釣れそうな潮目だったけど、
特に何のイベントもなく50mゾーンも異常なし。
                          
そして、稲さんは片づけに戻って行き...
15時になったので、私もそろそろ納竿かなと思い、
ラスト1投のドラマ来たれ~~
と釣れてくれという重たい念を込めまくり、40mくらいのところに投げ、
目標地点まで届くかどうかは怪しいけど残ったコマセを撒きまくり、
緩みまくった潮の中、風が強いのでラインはほんの少し緩ます程度で
睨みつけるようにラインをチェック。
                   
ジワリジワリと仕掛けが左に流れていっていたけど、
でたっ!!
ほんの少しだけラインが動く違和感系あたり。
そんな時はチヌか黒シートに針がかかったかどっちかじゃろーと、
あわせてみたら、熱~い生命反応あり~。
稲さんーーー、ラスト1投のドラマ発生~~
と、お知らせし、
マジか~
と稲さんが走ってきました。



今度はちゃんと取り込みんさいよーー
という稲さんの応援の中、ラストのラストでチヌを追加~!



まさか、宣言通りラスト1投で釣れるとはびっくりです。
チヌは2枚とも、ベタ底で釣れたということで、コマセも重ためで底で効いてるんだし、
ベタ底狙えば良かったんだろうけど、黒ビニールシート地獄で浮きをなくすのが嫌で、
中層を狙ったのが後半のあたりの少なさの原因だったんでしょうか...。
                                     
でも、底を流してもシートにかかるんだから流せられないし、
ちょっとシーズンより早めの宮島渚で釣るには潮が引くのを待って、
黒シートゾーンを越えたところで流すタイミングがいいんかなぁ...って思いました。
      
後で、宮島渚にはよく行かれている、大知名人にこの話をしたら、
今はやはり渚はまだシーズインをしていないので良くないらしく、
あの黒いシートはもう少し日にちが経過したら
今に砂の下に埋もれてなくなるだろうとのことです。
シーズンインしたら、黒シートもなく、楽しく渚釣りができそうですよ!!
                   
4月29日
大潮(厳島)
満潮:8時50分
干潮:15時04分
竿:シマノ アートレーター 0.4号
道糸:シマノ ファイアーブラッドハイパーリベルαナイロンゼロサスペンド1.7号
ハリス: TORAY トヨフロンスーパーL EX 1.5号
針: 金龍針 ネリエ&コーン1号
チヌが釣れた時間
13時30分
15時

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