2019年2月14日木曜日

広島県・宮島沖の屋形筏 チヌのかかり釣り





  
  投稿者名 大野純子さん 
  お住まい 広島県
  日時 2019年02月09日(土)
  釣り場 広島県・宮島沖の屋形筏
  釣り方 かかり釣り
 天候 雨のち曇り
 魚種 チヌ
 使用したハリ 勝負ちぬネリエ&コーン 1~2号  
  




かかり釣りの師匠、
山P先生(山下健次さん)が、
宮島沖の筏にかかり釣りで来られることになり、
早速、
私も張り切ってついて行くことになりました。
この週は気温も下がらず、
ポカポカしてとてもいい陽気だったのに、
土曜日に限って予報に雪マークが...。
                             
寒くなるのは当日だから、
いつも行くような浅場の波止とかだと
すぐに水温が下がりそうだけど、
予約した屋形筏は浅場といえども
水深13mだし、
そんなにチヌが食い気をなくすほど
水温は下がらんでしょ…
と思いつつ、山P先生に、
秘蔵の練炭を持って来てねーー
と人間の心配をしてお願いした次第 (笑)
    
ところが、釣行日になって朝、
自宅から出てみると、
ん??そこまで寒くないかも??
それでも、
ズボンは3枚、上は6枚・プラスカイロを
貼りめぐらせるという
相当な着膨れモードで出発しましたっ。
でも、
着膨れ過ぎて、膝と肘が曲がりにくいけど。
                  
本日の出航は6時50分。
出航前に、
出航場所で山P先生が水温を測ったら、
ちょうど10度くらい。
あれ??
そんなに低くないね、水温~
と、何だか釣れそうな気がするね、と
テンションアップ!!
気分がいいまま出航です。
今回予約した筏は陸に近く、
隣に牡蠣付き筏がドッキングされた
浅場の屋形筏で、水深は13mくらい。
  



筏に降りたら、まずはダンゴ作り開始。
ダンゴの素は
ベースはマルキューの赤だんごチヌ。
それにパワーダンゴチヌやら本筏、
さなぎをブレンド。
この配合、使ってみると
めっちゃ濁っていましたよ。
そして今回用意した付け餌はこちら。



この中で有力な餌は
黄色いオキアミの食い込みイエロー。
前回のかかり釣り釣行では、
この食い込みイエローがヒット餌で
ほぼ食い込みイエローで釣果が
あがったというルーキー餌です。
この黄色のオキアミと
金龍鉤
勝負ちぬネリエ&コーンの相性が抜群です。


後は、付け餌のローテーション用に
練り餌市場。
これだけあったら、何か釣れるはず(笑)
この日の干潮は6時13分。
満潮は12時34分。
開始の時は、
満ち上げの潮に入っているかどーかな
という感じでした。
山P先生が、水温を測ってみたら、
水温は11.4度でした。



先月の釣行の時は10度くらいだったので、
今回は前回よりもまだ水温が高いですね
     
まずは、前回と同じく岩国側の方で竿を出し、
潮があまりに筏の下に入るようなら、
反対側に行こうと、
そういういことになりました。
           
最初はダンゴの中身の具、
やわらかオキアミを付けて、
ダンゴを握らずにそのままそよそよ
と落としてみたけど...
まだ、潮が動いていないのか、
真下に落ちて行く感じでした。
               
山P先生が、
オキアミを一握り落としてみたら
よくわかるよー
と、オキアミを一握り落としてみたら、
そのまま下に綺麗に落ちていきました。
                  
どうやら、潮止まりみたいです。
ちなみに、他の時にも
このオキアミチェックをしてくれたけど、
中層から急にオキアミがバラバラっ
と流れに乗ったりと、
上からよく潮の動きが見えました。
                           
前回は潮が速い時に釣れたので、
しょっぱなから、釣れそうにないねー
と、ウダウダ言いながら、
それでもダンゴは落としておいた方がいい
ということで、ドロっとした雰囲気の海に
威勢よくダンゴを投入!!
付け餌オキアミそのまんま帰ってきました…。
                        
これは、五つ星グルメを投入だわと、
食い込みイエローを投入。
そして...
五つ星グルメもそのまんま戻ってきました…。
                 
そうこうしていたら、予報では雪マークは消え、
くもりとはなっていたけど、
雨とは言ってなかったのに、
雨が降り出しました。
雨と同時に一気に気温が下がりました。
                             
でも、止まっていた潮はゆっくりと動き出して、
筏の下へと付け餌を御案内。
こんな時に
筏の下に潜むモンスターがかかったら、
取りこむ自信0%。
   
大丈夫かな…
とドキドキしながら流していったけど、
特にあたりもなく、
山P先生すらあたりがないみたいなので、
そりゃ渋いじゃろー
っていう話です。
                     
しかも、雨が本降りになり、
向かい風で筏側に降りこんでくるから、
明らかに朝より気温も下がったし、
雨にも濡れて体も寒くなってきたし、
心が寒くなってきました。
             
そんな、テンションだだ下がりの
状況になりつつあったけど、
そこは周りの状況にも敏感な山P先生。
こんな時は...
と、山Pカフェをオープンしてくれました!!



コーヒーは寒かったので温まるし、
コーヒーで気分転換、
シャキっとしましたっ!
                  
山Pコーヒーを飲んだら、気分を切り替え、
釣り座も切り替え、反対側で
竿を出すことにしました。
                 
寒いので、ダンゴを握った後、
手がピリピリするため、
山P先生が持って来てくれた
練炭で手を温めながら、
ダンゴを落としました。
冬のかかり釣りには
練炭や七輪、カイロは
マストアイテムのような気がします。



でも、移動前は割とグイグイと
屋形筏の下に仕掛けが入っていったのに、
移動後は、潮がダルダルで沼みたい。
              
勢いのいい払い出しの潮のはずなのに、
ダラダラーっとしています。
それでも、たまに餌はなくなるのは
フグですね。
ネリエ&コーンをつけて流してみると
一目瞭然なのですが、
黄色の針の黄色が剥がれて
銀色になって戻ってくる時は、
フグモードになっているってこと。
                    
私の黄色針は、噛まれて
銀色が出て戻ってくるので、
たまに何かがつつく時は
フグがたまに遊んでくれてる
みたいですね。
山P先生も、あたりがチヌっぽくなくて、
フグみたいやなぁっ
て言っていたし、何か、
チヌが渋い予感がします。
まぁ...フグのあたりがあるんだから、
この日初の私の魚は...
フグでした…。



ブエーっと雄たけびを上げ、
お怒りになられていたモンスターフグには
早々に海にお帰り頂きました。
                   
それから、しばらく流していたけど、
気分転換に筏をウロチョロ。
隣の殻付き筏を上から眺めても、
前回みたく浮いているチヌもいないし、
何だか閑散としている牡蠣付き筏の
周りって感じです。
                  
そんな時、山P先生が、
やり取り開始しました!!
私がモタモタしていたので、
見に行った時はすでにやり取りは終盤で、
チヌが浮いていました。



しかも、
その後立て続けにチヌを
お釣りになられておりました、山P先生。



このやり取りをのんびり見ていた私は、
ハッと我に帰り、早速、竿を出しましたが…
この時合いは、
非常~~に短かったみたいで...
私が竿を出した時は、
元のダルダル潮に戻っていたという。
            
山P先生、
もしかして、時合いは終わったんかね??
と聞いてみたら、
何かそうみたいじゃね
という切ない回答が。
油断大敵でした…。
                
ダルダルタイムはその後も続き、
11時前になって山P先生が、
潮が悪い時には早弁に限る~と早弁宣言!!
                     
潮が変わるから、
また元の釣り座に戻ろうということになり、
先に元いたポイントに
ダンゴを撒きまくってから、
今度は定食屋山Pが開店しましたっ!
この日のメニューは鍋焼きうどん。



寒い時に食べる鍋焼きうどんは、
体が芯から温まって、
午前中に釣れなかった
ダルダル気分は全てリセットです。
     
御馳走様でした、山Pシェフ。
        
何か後半に
いいことがありそうな気がしますよ!

てことで...
11時30分くらいから、釣り再開!!!
                      
まだ潮があんまり動いていなくて、
だるついていましたが、
そんな時はフグが張り切るらしく、
フグに針を取られたり、フグを釣ったりと
相変わらずのフグ祭。
               
でも、12時近くになったら、
潮がだんだんと速くなってきて、
いい感じの払い出しの潮。
待ってました!!
             
山P先生が、潮が速くなってきたし、
こりゃチャンスよーーと、スイッチオン。
                         
まずは1枚釣り、サイズがちょっとなー
と、贅沢なぼやきまで吐かれておりました。
       
私は、掌サイズのチヌでもいいから、
釣りたいんですけどー(笑)
                   
でも、それから、
こりゃでかいのがきたーー
と、またまた、やり取り開始しておりました。
これがかなりパワフルらしく、
こりゃすごいわ
と、筏の角まで移動して
ようやく上がったチヌは、残念なことに
尾がチヌの喧嘩で丸くちびていたらしく、
長さが
ちょっと短くなってしまったみたいだけど、
それでも44cmありました。



山P先生は、
この時はダンゴを転がし
底で釣ったみたいです。
                         
でも、それから更に潮が速くなってきて、
いい感じにちょっと右に向かった払い出し潮。
これはもしかして
前回と同じパターンの釣れる潮っぽいです。
てことは...
上からダンゴなしで、付け餌だけ
ゆっくり落としていって、
中層で釣れるパターンですね、こりゃ!!!
と勝手に分析。
           
この釣り方は、フカセ釣りで慣
れているということで...
ガンダマB2を針上20cmくらいに打ち、
エースの食い込みイエローを装着。



勝負ちぬネリエ&コーン1号も
新しく付け替えました。
              
流していったら、それでも
やっぱりフグが釣れましたが…
でも、次第に太陽が出てきて、
それまでどんよりとしていた風景が
一気に明るくなり、
こりゃフグ以外の魚の活性も上がりそうな勢い。
もちろん、人間の活性はマックス!!
                 
ラインにペンでマークしている底マークまで
先にラインをババっと出し、
片手で握った握りダンゴを潮の流れに沿って
ポンポンと3~4回撒き、ゆっくりゆっくり
糸ふけを取る感じで速い潮に乗せていったら、
やっぱり中層じゃね、
あたりがカツカツっと出てきましたっ!
                      
海老をチキチキと食べている感じで、
早く針ごと餌を飲んでよーー
と、ほぼ無呼吸でチヌの動向を見守っていたら、
ちゃっと残りの海老が食べられたみたいで
竿先が沈んだのとラインがより張ったのとで、
それーー
と、合わせてみましたっ!
               
すぐ隣が牡蠣付き筏なので、
そこに突っ込まれたアウト。
           
立ちあがって、右にいる山P先生の方まで
ババっと移動し、やり取りスタート。
最終的に筏の角まで移動。
やっぱり、
フグのやり取りより100倍楽しいっ。
ようやくボウズ逃れの
安心チヌをゲットしました!!



1枚釣れたら、
安心感、ハンパなしです。
それから、30分後、
同じ棚、同じ仕掛けでもう1枚かけました。



これは、測ってはないけど
本日の私の釣果で1番でかかったと思います。
              
しっかし、チヌたちはみなさん
牡蠣付き筏の方に一目散に
逃げようとしますねー。
それから...
潮は時々、ゆっくりになったりするけど、
それでもまた張り切って速くなるから、
まだまだ期待はもてる感じ。
                    
いつものように、
食い込みイエローを付けて、
ラインに塗った底のマーカーが
消えてしまったので、
横着ではなく(笑)こんなもんでしょ
という勘で、せっせとラインを出しているけど、
せっせとラインを出すも潮が速いのか、
出せども出せども
ラインを出すのが追いつかない。
              
           
山P先生、出せども出せども
ラインが止まらないから、
よっぽど潮が速いんかねー
と、言っていたら、
山P先生、
もしかしたらチヌが釣れとるんじゃないか?
と、指摘。
えーーー、そうなんかねーー
と、ここまで流して
もったいない気分ではあったけど、
合わせてみたら、
ほんまにチヌがかかってました!!



何か、
コントみたいな釣りをした
ような気がします(笑)
          
優しい山P先生は、
チヌが餌を咥えたまま普通に
泳いでいたんだろうからそれだけチヌに
違和感を与えていなかったことなんよー
と言ってくれたので救われましたけど。
これで3枚目。
                    
これだけで
私的には十分な釣果となっていたけど、
人間の欲は底なし。
まだまだ潮が動いているし、
もう1枚くらい釣れるかもーー
と、それからも張り切って同じ釣り方で
流していたら、今度はフグみたいなもんが
かかり、山P先生も、フグじゃねー
と、私のフグのやり取りを見ていました。
                     
実はフグの活性はずっと上がったままで、
割と針を取られていたから、
しつこいフグたちにちょっと辟易。
    
んもーー、またフグかいねーー
と、ちゃっちゃと巻いていて、
そろそろ浮いてきそうな頃合いに、
突然、グーンと筏の下に猛突進されました。
     
山P先生と二人で、
え??チヌだった??
とビックリした次第。
慌てて、タモも準備され、やり取り開始。
なんと、フグかと思っていた魚は、
30cmちょぃっとくらいのチヌでした。
いい感じに針がかかってますね。



それから、
もう1回、チヌがかかったのですが...
多分、まだまだ右に移動してやり取りせんと
いけなかったのでしょう。
どう考えても、ラインが牡蠣に突っ込まれる
長さな感じで、でも、早く巻いても
チヌのお怒りを買って暴れられそうだし、
何だかダメそうと思ってのやり取りもいけない。
    
思った通り牡蠣の中に突っ込まれ、
ブチっとラインブレイク。
           
物事はポジティブに考えんと、
釣果に響きますね。
          
ささっともっと右に行けば良かったです。
結局、このバラシから
潮がまただるつき始め、速い潮タイムは終了。
意外に短かかったな。
大潮の後の中潮だから、
もうちょっと景気良く
ちゃっちゃ流れたらいいのに。
                 
まぁ、ギリギリまで頑張ろうー
と、頑張っていたけど、15時周った頃に、
私がまた大きなフグをやり取りし、
そのフグがやり取りの最中についでに
山P先生のラインを噛んでいたらしく、
山P先生のラインは
ぷっつりと切れてしまっていて、
山P先生はそこで潔く納竿。
                    
私はギリギリまでダンゴを落としていたけど、
結局、何事もなく終了。
やっぱり、
この筏は潮がじゃんじゃん動いている時が
釣り時みたいです。
この日の釣果は4枚。山P先生は5枚。
前回ほどは釣れなかったけど、
それでも2人で9枚はよく頑張ったで賞です。



とにかく、午前中があんなだったから、
釣れるかどうか心配だったけど、
午後から潮が速い時にバタバタっと釣れて、
ほんとに楽しい釣りになりました。
今回、餌をローテして色々試してみたけど、
やっぱりヒット餌は
食い込みイエローだけでした。
練り餌は無反応。
食い込みイエローとネリエ&コーンだと
黄色と黄色で違和感もないので相性抜群です。
オススメの組み合わせですよ。
港に着いたら、船長が写真を撮るでーー
と、写真を撮ってくれました。



今回の筏釣行も大成功!!
山P先生、
何から何までありがとうございました!!
           
2月9日
中潮(厳島)
干潮:6時13分
満潮:12時34分
竿:黒鯛工房 カセ筏師
  THEチヌセレクションV イチ5.大チヌ135
リール:黒鯛工房
  カセ筏師 THEチヌセレクションX
  大チヌ60D-BG
道糸:シーガー 1号
針: 金龍針 ネリエ&コーン1号
            
チヌが釣れた時間
12時35分
12時57分
13時14分
13時32分


















0 件のコメント:

コメントを投稿