2016年11月8日火曜日

秋磯の前に秋波止? アオケブフカセ・・・・編




 
 
 
 投稿者名 山崎聖二さん
 お住まい 福岡県
 天候 晴れ、小潮
 日時 平成28年10月24日(土)
 釣り場 北九州市・洞海湾(岸壁、堤防)
 釣り方  ノベ竿を使った夜釣りでのアオケブフカセ
 魚種 グレ、メイタ、セイゴ
 使用したハリ 白メバル 11、12号
 
 
 
タックルや釣技の進化に伴って、チヌやメバルどころか
アジ子までもルアーで釣ってしまおうという時代ではありますが、
そんな今だからこそオッサンから若者へ伝えたい釣りがある。それは・・・
                   
『アオケブフカセ』
                  
竿先に糸を結んだだけのノベ竿と 安価なムシエサを使って近場で楽しむ
(海が遠い人、ゴメンなさい!)この釣りは、
釣りの基本を多く学ぶことができる『地味に凄い』釣り。
                              
また、夜釣り入門にも最適ではなかろうかと思います。
とりあえず自販機もトイレも近くにあるようなそこそこ明るい場所で釣りに慣れ、
段々と真っ暗闇の世界へと挑んでいただければよろしいかと。
                     
私のホームグラウンドは北九州市・洞海湾の戸畑区周辺。
チャンポン屋の仕事を夜9時に終え、エサを買って
釣り場に着くまでが30分以内の行動範囲が主なポイントだ。
                            
私の経験では少なくとも佐賀県、長崎県、大分県、山口県は
同じ釣り方で釣れる事を確認済みなので、
これを読んでる貴方のお家の近くでも多分、釣れます。
                        
秋磯直前の今が最高のシーズンですから、
暇を見つけてちょこっとやってみてはいかがでしょうか。
                               
☆ 仕掛けは中硬~硬調の振出しヘラ竿3・6メートル
 (継ぎ竿を使うと予期せぬ大物にノサれた時、
    穂先を持って行かれる事があります)
☆ 道糸とハリスは2号。
 別にフロロの通しでも構わないのですが、穂先のリリアンにチチワ結びで繋ぐ際、
 柔らかいナイロンの方がしっかりと締まり、安心感があります。
 硬いフロロはスルっと抜けそうな気がしてちょっとね・・・
☆ ウキは流れと水深に合わせてG2から3Bぐらいまでを使い分け
 あまり大きな重いウキは竿とのバランスが悪く、持ち上げて誘いを入れた時の
 小さな当たりが取りにくいのでNG。
       
※ 詳しい釣り方については今月発売の「月刊・釣ファン」の
  私の連載に詳しく書いてしまったので省略します。
 (重複投稿とかで釣り界を干されたら、明日からゴルフせないかんもんな)
まぁ、このページを見るぐらいの好き者なら釣り方は大丈夫でしょ。
                                                         
                
秋波止シーズン、洞海湾での対象魚はクロ
(キャップライトで40センチぐらいのやつを確認してますし、実際、2号秒殺も体験済み)
チヌ(取り込んだ最大は45センチ)
セイゴ(取り込んだ最大は今回の65センチ)・・・・といったところ。
12月以降、寒の時期はメバルが多くなります。
                                           
                  
この10月24日の釣りではアオケブを50グラム買って、
クロは手のひら~27センチまでを5つ。セイゴ2つ。メイタ4つの釣果。
さて、これを読んで若干呆れたそこの貴方、試しにちょっとやってみたはいいが、
あまりにも面白過ぎて磯釣りから足を洗わない事を祈ります。
                    
                               
それと「お前、確か以前にもこんな怪しい釣りを投稿してなかったか?」
とツッコミたい貴方、
気のせいだから去年のところなんか見に行かなくていいですよ~
                              
 
                 
軽~くロクマルアップ・・・って、尾長かっ! 
しかし、こいつを取り込むのには、あっちへ走り、こっちへ走りで
50メートルは岸壁を引っぱり回されました。まさにガチンコ勝負ってやつ。
だってリールが付いてないんだもの。
 
                         
今シーズンは、この釣りで使うハリを「勝負チヌ」から「白メバル」に変更して
釣り倒しておりますが、細軸で軽量なこのハリ、食いも掛かりも抜群! 
 

 
 
http://www.kinryu-hline.co.jp/shop/?p=192

             
細軸でありながらしっかりとHラインも入っていて結びもバッチリ決まります。
この魚を見れば強度も申し分ないのが分かりますよね。
細軸であろうとも、ちゃんと刺さればハリってそうは伸びないものです。
ハリのトラブルは掛かりが悪い時に起きる・・・と、私は考えます。
ハリじゃなく運が悪いんですね。
 
 
                      
 
   
足裏強のクロ。
こいつを3.6メートルのヘラ竿で釣って「ぜんぜん面白くない」って人はいないと思うな。
このクロがメバル針の12号を普通に飲み込んで釣れる釣りを、
勝負グレ早掛け4号をメインで使う磯師に体験して欲しいです。
釣りって奥が深い・・・・
 


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