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| 投稿者名 | 上木原盛行さん | |
| お住まい | 鹿児島県 | |
| 日時 | 2020年09月20日(日) | |
| 釣り場 | 鹿児島県出水郡長島町 指江港 | |
| 釣り方 | フカセ釣り | |
| 天候 | 天気 晴れ 水温? 波ほぼ無し 風強い | |
| 魚種 | チヌ(クロダイ)43~46㎝2枚 アイゴ30㎝3枚 | |
| 使用したハリ | 勝負ちぬ ヒネリ0.5~4号 | |
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9月20日(日)、
後輩Mに誘われて長島まで
遠征してきました。
長島は鹿児島の北西部に位置し、
黒の瀬戸大橋という橋では
繋がってはいるものの
立派な島です。
以前より長島には興味があるものの
家からの距離と土地勘のなさで
敬遠気味でしたが
今回、意を決し2人で空振り覚悟で
挑むことにしました。
当日の朝早めの天気予報が悪いのと
満潮が8:51だったので
出発を少し遅めに設定し
鹿児島市を5:30出発。
道中に弱い雨が降るものの
現場に到着した7:20頃には
天気も快晴に!
まぁ元より空振り覚悟なので
事前情報が航空写真のみ。
すべて手探りで始めます。
諸々の準備も終わり、
お互い8時頃から釣りを始めました。
釣座はお互いほぼ隣合わせで
やることに。
マキエを数等入れてみると
足元からネンブツダイが
わらわらと出てきます。
これはもう嘔吐レベルです。
ウキを沈めゆっくり探ろうと思い
作った仕掛けを
3投目が終わった時点で変更せざる
を得ませんでした。
自立の棒ウキ5Bにガン玉で調整し
中(宙)層は無視してタナも取って
べた底を狙いました。
港内だからなのか
港の構造上の話なのか
2枚潮も大してきつくなく、
仕掛けは落ち着きます。
が、エサトリがただただ半端ない!
30mほど先に仕掛け入れ、
ポイントを作りますが基本、
底は砂地のようでハマフエフキが
1キャスト1フィッシュ状態です。
しかも20㎝くらいなら
まだ引きもかわいいのですが
時に30㎝クラスの立派なタマンの風体
になったヤツが食ってきます。
1号竿の私の竿は結構しなることになり、
それなりにスリリングな釣りを
それはそれで楽しめました。
実際、後輩はテトラの方に走られ
運動会よろしくテトラまで
走らされていました。
傍観者の私は
「こいつ海に落ちねえよな」と
心配するくらいしか
出来ませんでしたが…
9時過ぎになると
エサトリの活性が
最高潮に達しました。
オキアミだと手の打ちようが
なくなったのでツケエを
ネリエメインに変更します。
勝負チヌヒネリ3~4号を
使っていましたが、
このハリにネリエは
少し大きいなとハリを
勝負チヌヒネリの0.5号へ変更。
ハリをネリエで完全に隠し、
緩い潮に乗せて流すと
ウキの頭を押さえるアタリ!
間髪入れずにアワセを入れると
まさかのアイゴ…
やはり水温が
まだまだ高いのだと思います。
このまま30㎝ほどのアイゴを
2枚ほど追加(即、リリース)した
9:30過ぎ頃、
ウキがスパッと消し込む
アタリ!
顎砕きと
技名を付けてやりたいくらいの
大アワセをくれてやると
竿が大きく絞り込まれます。
30mほど沖で掛けているので
テトラの方に走られないように
気を付けながらやり取りをすると
お待ちかねの
おチヌ様43㎝とご対面です。
上唇にギリギリ刺さっているのを見ると
ヒネリではなかったら針掛かりも
危うかったかもしれません。

すると第一町人が現れました。
私のやり取りを遠くで
見ていたとのことでした。
すかさず情報報酬集です。
私
「こんにちは。
この港でチヌ釣りされる方は
いますか?」
町人
「いないよ。
ここはアジとイカやな(笑)」
以上。
町人曰く
チヌはいるんだろうけど
わざわざ狙う人はいないとのこと。
後輩との間に
微妙な空気が流れたのは
言うまでもありません。
でも、チヌは実際
釣れてはいるんですけどね。
それから1時間ほどすると
これまで港外に
向かっていた潮が
港内に入り始めました。
いわゆる当て潮に変わったので
釣り座を替え
ポイントも新しく作り直します。
ハマフエフキのアタリは減り、
代わりに20㎝を超える
良型のマアジが釣れだしました。
ハマフエフキより
100倍嬉しい外道です(笑)
ただこのアジ…サイズが良すぎて
ネリエもお構いなしで食ってきます。
しかも、大アワセをすると
口切れするのか途中で
外れます。
この繊細な
嬉しい外道のために
ウキのアタリが出ても
優しくアワセを入れることに。
13時過ぎころだったと思います。
アタリが出ても
仏のような優しさで
アワセを入れていたら
暴力的なトルクで
ガツンときました!
上がってきたのは交通事故的な
1枚ながらも本日、
最大の46㎝のおチヌ様でした!
無欲の勝利ですね(笑)
しかも、
今度は下唇ギリギリに
刺さってました!
まさにヒネリ様様です!
ただ、潮位がだいぶ下がっており
タモ入れギリギリになる
アクシデント付きでした。
そのあと、
あの手この手を試してみましたが
そのままアタリはなくなり
15時頃エサもなくなったところで
納竿となりました。
総括すると
信じる心があればなんとかなる
のかもしれませんが、
とにかく釣行の際は
事前情報の収集を
もうちょっと真面目にやらねばと
反省するふりをして
帰路につきました。
航空写真だけでは
堤防の高さは分かりませんもんね(笑)
写真の雰囲気は最高でしたが。
新規のポイントを手探りで
全てを自分なりに開拓するのも
もちろん楽しいのですが
それは近場オンリーに
しておこうと思います。