投稿者名:上木原盛行
日時:令和4年4月3日(日)
釣り場:鹿児島・桜島地磯 通称有村の1番
釣り方:フカセ釣り
天候:晴 中潮 波高ほぼ0
魚種:口太グレ18~39㎝8枚 キープは37㎝、39㎝の2枚
使用した針:グレ ist medium 5、6号
凄腕グレ4、5号
4月3日(日)、私が所属しているクラブ「3FC」の大会が鹿児島の誇る桜島地磯周りで行われたので参加してまいりました。実は、私、コッパグレの洗礼に耐えられず、錦江湾の沖小島~桜島の地磯周りが苦手、大嫌いです(このエリアが好きな方ごめんなさい)。この地磯周辺の事情としては、コッパグレの猛攻に耐え、いかに30㎝前後のグレを仕留めるかという、いつもの磯釣りとは趣向が少し変わります。
クラブのルールもコッパグレありきの特別ルールが採用され、20㎝~のグレがポイントの対象となります。
朝5時に鹿児島本港を出港。桜島地磯奥の方の通称「有村の1番」と呼ばれるところへ下ろしてもらい、6時30分競技スタート。前半は西側に釣座を構え、コッパグレが大挙で押し寄せてくることを想定しながらも、少しでも良型のグレとの遭遇率を上げようと狙いました。まずはどのタナでグレが食ってくるか分からないので全層釣法で様子を見ます。潮はゆっくり西方向に流れていましたが、上潮が滑っているだけで底潮はほぼ動いていません。7時頃には足元にはスズメダイ、ベラ、キタマクラ、フグが辺り一面にはびこりました。たまにオヤビッチャが沖から示し合せて現れるタイミングがあり、その中にはかなりの少数ですが小型のグレも視認できました。私は全層釣法からタナをしっかり取る半誘導釣りにシフトチェンジ。遠投はできるタイプではありませんが感度重視の自立棒ウキBで探ることにしました。棒ウキなので掛け合わせをイメージし、針も少し大きめのグレist medium6号へ。視認できるグレはいるわけですから、まずは2ヒロから探ります。小さいアタリを的確に捉え私の天敵どもをことごとく仕留めます。針を大きくしても奴らはお構いなしで、みるみる針の在庫がなくなっていきます。そうこうしていると福留君の竿が曲がり、大会規定の20㎝超えのグレをキャッチしています。その後も、福留君の竿が曲がり、2匹目のグレ。焦燥感に駆られた私は、仕掛けをチェンジして、棒ウキBから3Bに変え、タナを3ヒロ前後からいきなり1本半まで落としました。
福留君は遠投し全層で探っていました。仕掛けを振り込んでから結構時間が掛かってらのヒットみたいだったので、食い自体は深いと判断し、あまり遠投向きではない細身の棒ウキでフルキャスト。20mほど先に仕掛けを投入。秒数をざっくり数え仕掛けとマキエを約8mのウキ下で合わせるイメージで待つとウキがスパッと入りました。間髪入れずにアワセを入れ竿に乗る具合で瞬時に判断。17㎝のグレでした…。ほんとに桜島地磯周辺はこんな感じ。さらに遠投し続けること約1時間。ツケエを取られることでタナを1本ちょいくらいまで上げた矢先、ウキが気持ちよく消し込みました。 竿が大きく曲がりやっと磯釣りらしい引きに手応えを感じるもののなにかおかしい。竿は叩くし、瀬際に突っ込んできたかと思えば沖に戻ろうとしたり…、こりゃグレじゃないなと思って浮かせるとあれ?グレやん。しかも良型。こうなると急にやり取りも無駄に丁寧になり何とかタモに収まったのは桜島サイズとは程遠い39㎝の口太グレ。しかも皮1枚の本当にギリギリ。あと10秒取り込むのが遅れたらバラしていたかもしれません。何年も桜島地磯周り、沖小島でコッパグレ地獄で大嫌いだったこの地がやや嫌いに緩和しました。
10時に釣座を交代して後半スタート。 後半の東側釣座は向かい風が思ったより強く棒ウキが斜めになっています。仕掛けも飛び、ここで円錐ウキに変更。この日は満潮が8:11。つまり下げ潮なので潮位がどんどん下がっていきます。タナは念のため1本半から始めました。潮はほとんど動かず。風で滑っている感じで当たってきます。潮受けが動き、グレが掛かるも20㎝未満…。向かい風、動かない潮、状況はほぼ変わらないのですが競技終了間際の12:30頃。竿1本付近で20㎝ちょいの規定サイズを追加。その後でした。潮は動かないので潮の中でグレを釣るのは厳しいと思い、潮位が下がったことで確認できるようになった釣座から10mほど先の大きいシズミ2個の間を丹念に探ります。なぜかその周辺だけキタマクラ、フグのイタズラがここだけないことに気付きました。G4のウキに浮力ギリギリのガン玉を打ち仕掛けが馴染みマキエを被せ誘ってみるとスルスルっとウキが入りました。ある程度走らせてみると、シズミに潜るのを躱し浮かせたのは、グレ37㎝の口太グレ!今度はグレist medium5号がガッチリ間近くに刺さっていました!
今日はキタマクラ、フグ、20㎝未満のグレ等に泣かされ続けましたが、それでも良型出せて何年も大嫌いだった桜島地磯周辺が好きになった瞬間でした。結果5枚は揃えられませんでしたがサイズで笑いました。コッパグレエリアの桜島地磯ならもしかして優勝あるかとほくそ笑んでいましたが帰港し検量の結果私は2位。上には上がいるんですよね。 釣りは本当に奥が深くて楽しいです。 最後になりますが釣行の際はまた、各自ゴミは持ち帰り釣り場を清潔に保ちましょう。
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