投稿者名 | 津曲 潤さん | ||
お住まい | 千葉県 | ||
日時 | 2019年03月30日(土) | ||
釣り場 | 千葉県鋸南町の堤防 | ||
釣り方 | ウキふかせ釣り | ||
天候 | 干潮 18:37 満潮 10:22 南西風 水温:16度 | ||
魚種 | クロダイ 51㎝ | ||
使用したハリ | 勝負チヌストレート 3号 | ||
房総半島は
既に桜は満開でございますが、
寒の戻りで花冷えの様子です。
連日気温の上下動が激しく、
アングラーの皆様に於かれましても
くれぐれも体調にはご自愛下さいませ。
そんな今回の釣行も
激しく天候に翻弄されたものとなりました。
初めに申し上げますと、
仕掛けの打ち返しは僅か10投のみ。
この日の内房地区の予報は、
「南西の強風、夕方は雨も上がる」
と、なれば風を背中から受ける
北東側のポイントに面した場所を選ぶもの。
それが竿を出して僅か3投目から
真逆の北東の突風が吹き始めました。
おまけに突然大変な豪雨に見舞われ、
釣りの気力を一気に削がれる始末。
現代、科学技術発展により
スーパーコンピュータで計算される
天気予報は、そう外れる事も無いと
信じ切っている私にとって、
脆くも神話が崩れた瞬間でした。
それでもなんとか竿を出そうと
正面からの風を避ける為に
堤防の裏側へ仕掛けを投げ、
クロダイを狙いました。
この日の最初にチョイスした針も
勝負チヌストレート3号です。
私にとって、
乗っ込みの時期の定番中の定番です。
この針から初め、
エサ盗りや本命の活性度によって
号数の上げ下げを行っていきます。
海底は砂地と海藻と根が点在する、
クロダイを狙うには絶好のポイントと
見受けられますが、
如何せん水深が浅すぎます。
測った水深はわずか1メートル20センチ。
1ヒロも無い水深で果たして釣れるのか、
かなり懐疑的要素が強いポイントですが、
今更ポイントを移動する気力も無く
半ば諦めの惰性で仕掛けを入れてみます。
ウキ下は1ヒロ半程をとって、
かなり仕掛けを這わしているのですが、
4投目と5投げ目は根掛かりでございました。
6投目、根掛かりするので
ハリスのG6ジンタンを外して
同ポイントへ投入してみます。
寄せエサもウキの周囲へ
かなり大量に入れてアタリを待ちます。
これが功を奏したのか、
潮流に乗っていたウキが
じわり海中へ没します。
仕掛けを這わしている為、
明確なアタリとは言えませんが、
ビシッとアワせますと重量感のある手応え。
すぐにゴンゴンと伝わる本命の引き。
水深が浅いので水面近くで
かなり暴れました。
足元に寄せてネットイン。
引き具合からみて大型であると
思っていましたが、
51センチのクロダイでした。
この状況から見て
ほとんど運の要素が強いと思われますが、
思わず
「今年の自分って持っているな」
と心の中で呟いてしまいました。
そして7投~10投目まで続けて
同ポイントで続行するわけですが、
更に風は強くなり、
まるでバケツをひっくり返したような
土砂降りは残った私の気力を
一瞬にして削ぐには十分でした。
ほとんどのコマセを残らせ、
少々後ろ髪を引かれる思いでしたが
僅か10投でこの日の釣行は
終了となってしまいました。
ですが、
狙っていた大型クロダイを
手中に納める事ができ、
悪あがきも満更でもないなと
感じる釣行となりました。
「勝負チヌ」は、
数少ないチャンスを
しっかりと我が物にできる信頼の針
と云えるでしょう。
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