投稿者名:上木原 盛行
日時:令和5年1月9日(月)
釣り場:鹿児島坊津 大鮫
釣り方:フカセ釣り
天候:晴 中潮 波高1.5m
魚種:口太グレ32~42㎝ 4枚、25~35㎝ 約20枚、キープは7枚
明けましておめでとうございます。
本年も拙文ではありますが皆様に釣行に関するご報告ができればと思いますので宜しくお願いします。
鹿児島の坊津(1月3日)、枕崎(1月8日)と今年に入り釣行を重ねるも連戦連敗。連敗の中身は特筆すべき部分もないので割愛します。
1月9日、さすがにこのままでは引き下がれないとまたまた坊津へ。今回もいつもお世話になっている「さと丸」さんの2番船で7時30分頃出港。
空いている瀬を探していると、なぜか坊津と枕崎の境界付近にある巨大瀬「大鮫」が空席、みなさんにどうですか?と促すもこれまたなぜか誰も降りたがらない不思議事案発生。
当初、一番最後に降りる予定でしたが、わざわざエリアの奥まで出ていただいている船長にも申し訳ないので急遽私が降りることになりました。内心ラッキーと思っていたことは内緒です。
8時30分頃、準備が完了しとりあえずマキエを足元に撒いてみます。魚は見えません。異常なし!魚の活性があまり高くないようでしたが今日のというか今シーズンは遠投をテーマに頑張っているのでとりあえず沖の良さげな潮を探します。すると、40~50mほど先にこれは…という潮を発見。もちろん確信的なものはなく私の勘ピューターが作動しています。超遠投の類なのでマキエは大変ですが、超遠投仕様なので問題ありません。私の肩・肘・手首がどこまで耐えられるかの消耗戦です。
ピンポイントに撒けなくてもおおよそのポイントを作り仕掛けを投入。
1投目。良い感じで仕掛けが馴染みウキが潮に潜っていきます。ウキが見えなくなってからは30秒ほど待ち、仕掛けを回収。ツケエを何者かが触っていましたので、今度はマキエを投入してから少し時間を置き、仕掛けを投入。すると、先程と同じような感じで仕掛けが入っていきウキが馴染み、潮に潜りだすとスッとウキが海中へ消えました。軽く竿で合わせると竿がきれいな弧を描き、まさかの2投目でファーストヒット!沖で掛けているのですが、ものすごい速さで私の方に泳いできます。一目散とはこのことです。魚の移動速度より早く糸を巻き取らねばダメなやつです。ウオーッと必死で糸を巻き取りつつ魚の先手を取るために巻きます、巻きます!なんとか足元の根やハングへの突っ込みをいなし上がってきたのは37㎝の口太。大鮫の足元は根が出ていたり突然ハングになっていたりと形状豊かの釣り人泣かせな面もあります。だから、みんな乗りたがらないのかな?
まぁまぁなサイズですが、非常に嬉しい一枚でした。普通、沖で掛けた魚のやり取りはもう少し楽なイメージなのですが…、なんともハードなやりとりでした。ここからは同じようなパターンで釣れますがタナが結構変わります。突然浅いとこで食ったり、急に深くなったりと忙しなかったです。基本的には1本から1本半と深かったですが…。
この日の仕掛けは基本、ウキの浮力が0シブでロングハリス釣法、ハリスは1.5号を8m巻き、いわゆる全層釣法でタナを取らずにグレを探しました。そして、この日は深いタナで食うことが多かったので、例えばガン玉7号とか打ち、仕掛けを少し早く入れたりするとグレは全く食ってこなかったです。7号といえどガン玉の重さは大きいのですね。8号でも一緒でした。ちなみに私の技術不足も十分あり得ます。
この日は竿1本までで足裏までの尾長、竿1本からは30㎝オーバーの尾長、そこより下に良型の口太がいる感じでした。良型の尾長もいるのかチモト切れも数回あり悔しい思いもしました。45㎝のイスズミは釣れているのでそれ以上の良型イスズミか尾長なのでしょうが…、尾長にしときましょう。その方が夢がありますよね!
潮が動いている間は沖の潮を私の勘ピューターで攻略できたのですが、最後の2時間くらいは潮が動かず周り一面が汚い泡に囲まれてしまいました。最後悔しかったですが手を打ち尽くしたので例外的に瀬際を攻めてみました。足元にマキエを打ち、魚はちらほら下の方に見えていました。仕掛けが入り、潮受けが潮をつかみゆっくり沈降していきます。その刹那、暴力的なアタリにより痛恨の高切れ!しかも3連発。瀬際なのでウキの回収は可能なのですがロングハリスのコスパのデメリットが重くのしかかります。それでも、足元から少し離して、仕掛けを入れなおすことで高切れも回避。もちろん大バラシはグレではない何者かだったのでしょう。瀬際から少し離してマキエを入れ続け、その中に仕掛けを入れてゆっくり上から探るとウキが消し込んでくれ、14時30分にこの日最大の42㎝の口太グレを追加し納竿としました。
キープは7枚でしたが、リリースを含めると20枚ほど釣れました。非常に楽しかったですが左肘に違和感アリです。超遠投大変でした。
1日を通して本日のグレは食いが渋く、良型に限り針外れが何度かありました。針のサイズと針の形状に気を付けながら釣りを進めていくのが寒グレの醍醐味ですよね。
食いが渋いので短軸の金龍鈎の「勝負グレ」で胃袋までこっそりお届けしたかったのですが、そんなことしていると良型の尾長が食ってきて秒であえなくチモト切れなんてことが数回ありました。なので「凄腕グレ」の3~5号までをローテーションしながら「呑ませず掛ける」を心掛けて頑張りました。グレ自体の食いは渋いのですが金龍鈎の針は刺さり、掛かり良いですよ!ぜひ一度使ってみてください。
ハリスを太くすると食わない。ガン玉打つと食わない。針をでかくすると食わない。寒グレは本当に生意気で気難しく、釣り手側は頭を使いますがそれが本当に楽しいですよね。
左肘の違和感がなくなったらグレとの知恵比べに行ってきたいと思います。それまでは整骨院にでも行ってきます。
最後に毎度のお願いですが釣り場でのゴミは持ち帰りましょう。
万が一に備え、安全第一で楽しむためにも釣りをする際はライフジャケットの着用を心掛けましょう。
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